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編集係よりお知らせ ほか

ベニコウジ色素による健康被害
2024-03-25
小林製薬さんの製品で健康被害が発生しました。原因はベニコウジとのこと。
ベニコウジ色素は広く食品に使用されている着色料ですので、大きな波紋を呼んでいます。
健康によかれと思って毎日飲んでいたサプリメントがある種の毒だったとは、被害にあわれた方の回復を祈ります。
弊社のかまぼこにはベニコウジ色素の使用はありませんが、こういう問題については慎重な対応をする必要があると思います。
まず、何が問題なのかをユーザーは正しく理解すること。また、正しい情報を流すこと。
ベニコウジ色素は食品添加物の中の天然系の着色料として十分な安全性が確認されているものです。
すべてのベニコウジ色素に問題があるのではないということです。
一方、原材料として該当のものを使用しているメーカーは速やかな対応をすることです。
どの原材料を使っているかという情報は、すぐにわかるはずです。
この両方の理解と行動が正しい方向に進むために大切だと思います。
春近し
2024-02-26
この冬は一言でいえば暖冬といってよかったのかな?という感じです。
冬とは思えないような暖かさの日もあれば、
先月末にはこの20年で1、2を争う日中のドカ雪もありました。
出勤後に本格的に降り出した雪は夕方までに車の屋根に50㎝以上積もり、
自分の車さえわからないほどでした。
帰社時は一台ずつ掘り出して帰ってもらいました。
しかし、長浜から見る伊吹山は雪が降ってもすぐに消え、
4月はじめまでしっかり白かったころに比べると温暖化ですかね。
また、先日からスギ花粉が飛び始めたようですが、
冬は寒くないと、湖底に酸素が届かないようで、
昨年からの湖面低位に加え、琵琶湖の元気もなくなりそうで心配です。
今年の夏も暑いのかな、と半ばあきらめも感じますが
早くも2か月が過ぎようとしている2024年
暑さや寒さに負けずにおいしいかまぼこを作っていこうと思います!
みんな、がんばるぞー!!

能登応援
2024-02-16
先月能登に炊き出しに行った長浜のNPOが2/10に再度炊き出しに行かれました。
今回はかき揚げやおそばなどを用意してくれました。
行くときは声をかけてね、と伝えてあったので、今回も少しかまぼこを準備しました。
能登の人は今どんなかまぼこを食べたらうれしいかと考えました。
本当の節分は過ぎたかもしれませんが、例年であればきっと豆まきをして恵方巻を食べて
春を待つ季節です。そんな季節感を少し感じてもらえばと思い
そして、オニ(災い)をはらい、福が来るように
節分用のオニの絵柄のかまぼこを準備させてもらいました。
喜んでくれたかな。
今日の朝礼より
2024-02-05
本日2月の朝礼をしました。毎月従業員が「今日の一言」スピーチをしていますが、今日の話はおおよそ次のような話でした。
 7年ほど前、帰社時に溝にはまっている車を見ました。気になって戻ったらとても困っていて、会社に戻り4人で助けに向かいました。その方は大変喜んでくれて、逆に自分が生きててよかったというくらいうれしくなり、元気をもらいました。それから自分がこうだと思うことを行動に移すことが少しできるようになりました。近頃少し守りに入っている自分がいるので、当時の気持ちを忘れずに行動したいです。
うちの会社にこんな素敵な従業員がいると知り、とても誇らしく思い、書いてみました。
さて、先日かまぼこを供給したNPOの石川への炊き出しの報告をいただきました。1/20に炊き出しに行ったところ、現地では調理をする場所がなく、こちらで下ごしらえをすべてして、温めるイメージで行ったとのことでした。数百食程度のうどんと野菜の田舎煮を準備されたそうです。
インスタント麺でないうどんを地震から初めて食べた、普通のおふくろの味を食べれてうれしい、などと喜んでいただいたそうです。
現地のリアルな厳しさが伝わってくるご報告でした。今後も継続支援をされるとのこと。お手伝いさせていただくつもりです。
立春が過ぎ、暦は春になりました。今日はみぞれやあられ交じりの雨模様ですが、桜は小さなつぼみを準備し始めました。春近しです。
炊き出し協力!
2024-01-16
能登の皆様にお見舞い申し上げます。
今週は冷え込みがきつく、体調を崩されないかと心配しております。
食品メーカーには国からもプッシュ型支援ということで
食品の依頼もあるのですが、道路状況や人員の面で
自衛隊の方々なども頑張ってくれてはいるものの、
なかなか配布がスムーズにいかないようです。
また、冷蔵品は要請がなく、レトルト処理をしていない弊社品は
いかんともできないもどかしい状況です。
そんな中、今週末に長浜から炊き出しに行っていただく
NPO法人の方がおられると聞き、少しではありますが、
かまぼこをお渡しすることとしました。
温かいうどんと聞いています。
どうか、一人でも多くの方が温まってもらいますように。

冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ

少しでも早く春が来ますように。
能登地震お見舞い申し上げます
2024-01-10
能登の皆様におかれてはこの度の地震災害で大きな被害が出ていると聞いています。
多数の方がお亡くなりになったとも。心よりご冥福をお祈りします。
余震も後を絶たず、不安な日々を過ごしておられることと存じます。
我々が作る食品もボランティアセンターなどにお届けしたいのですが、
冷蔵品は受け入れていただけないため、歯がゆい思いをしていたところ、
従業員から見舞金を預かりました。
みんなに声掛けをして集まったお金を送るつもりです。
微力ですが何かのお役に立てれば幸いです。

明けましておめでとうございます
2024-01-01
あけましておめでとうございます。
昨年末は若いみんなと一緒にがんばって蒲鉾を作りました。
いいかまぼこができたと思っていますがいかがだったでしょうか。
さて、現場に入るといつもある人を思い出します。
かれこれ20年以上前かまぼこの製造にたずさわり始めたころ、
今は亡き年配の男性従業員の方から「○○君、すりみは、しまさないかんのや」と
何度も教えていただきました。
どういうことかと言うと、「すりみ」=蒸す前のドロッとした状態の練り肉のことで、
エプロンや機械、器具などによく付きます。そして固まり、本当に取れません。
それを取り除くには「します」=水を滲みこませる、ふやかせる ことが大切という意味です。
しばらく水を吸わせると容易に取ることができるようになります。
最近現場に入ると、この「しまさないかん」という言葉が彼の優しい口ぶりとともによみがえります。
蒲鉾の指導であるとともに、何かをしようと思ったら準備と時間が必要だということだと教えてくれていたんだと
この年になってわかり始めたように思います。
これまでたくさんの人に出会ってきました。
そして自分も彼のような歳に近づいてきました。
虎は死して皮を残し、人は死して名を遺すといいますが、
自分も人に何か残せるような言葉の贈り物をしたいものです。
今年もおいしいかまぼこを作ります。
引き続きご愛顧いただきますようよろしくお願いします。
今年もありがとう
2023-12-21
妙に暖かい秋が過ぎ、とうとう10年に1度?の寒波がやってきました。気圧配置図を見たら低気圧が5個日本の周りにあって驚きました。
春から頑張って咲き続けていたマリーゴールドもさすがに冬眠の時期です。しばらく寒さの中で休んでてください。一方、カーネーションはいまだに花をつけ続けており、一度刈り込んで休みを取らせようと思います。
今年も残すところあと10日です。年末年始に食べていただくかまぼこの製造はまさに今週ピークです。よい原料を使いよいかまぼこを作れという教えのもと、我ながらおいしいなあと思うものができています。皆さんの笑顔に届きますように。
今年も様々なことがありました。忘れてはならないのがウクライナだけでなく、イスラエルでも始まった戦争のことです。正義が何かはわかりませんが、子供や家族を持った親父がたくさんいて、たくさんの家族がその犠牲になっているわけで、すぐにでも終わってほしいと切に願います。平和のありがたさを忘れてはいけませんね。
皆さん今年も独り言にお付き合いいただきありがとうございました。すこし早いですが、よい年をお迎えください。
適格請求書発行事業者登録番号のお知らせ
2023-10-18
カネ上株式会社は、2023年10月より施行される適格請求書保存方式(インボイス制度)について、適格請求書発行事業者の登録申請を完了しております。

適格請求書発行事業者登録番号は下記の通りです。
T5160001006546

登録年月日:令和5年10月1日

上記の登録番号は国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトでもご確認いただけます。
滋賀県HACCP適合証明取得
2023-10-17
みなさんHACCPって知っていますか?
日本で食品にかかわるお仕事をしている人なら知っていないといけないものです。なんせ、法律でHACCPは義務ですから。
なんのことやら、という感想を持つ人がほとんどではないでしょうか。
HACCPとは食品の安全を担保するための管理システムを指します。食品を取り扱ううえでその食品にある「危害」を割り出し、そうならないための確実な手段を決めて管理する、といったものです。たとえば、天然の貝には石が入っていることがあり、ガリっと噛むと歯がかけるようなことが起こりえます。そこで、Ⅹ線検出器を必ず通すことで石の入っている貝を除去する、というようなものです。
当社は20年以上前からHACCP管理を取り入れてきました。食品の安全を目的に作られたISO22000やFSSC22000といったマネジメントシステムのコアな部分でもあります。我々のような食品工場には必須の考えだと思いますが、東京オリンピック開催のタイミングですべての食品事業者が対象になって、HACCPは義務化となってしまいました。町の小さな喫茶店もラーメン屋さんも。悪いことではないかもしれませんが、かなり無理があって、高齢の方には理解が難しいし、保健所や自分も食品指導員として記録を取れと指導しますがその内容は、    温かいものを温かく提供した・・・○   などで、あまり意味が…
そもそも日本は衛生的な民族で、食中毒や問題を起こすような店は自然淘汰されるため、店主は全責任を負って運営しており、そこまですることは必要ないように思います。
一方、これまでは滋賀県がHACCP管理をしていることを監査のうえ、認定してくれていましたが、義務化になったため、やって当然なので「認定」という仕組みはおかしいということになり、認定制度がなくなりました。
ISOを取得、継続するには年間100万単位のお金が必要です。われわれ弱小企業には捻出はなかなかきびしく、かといって外部から何も認められていないというのも・・・ということで、滋賀県は我々のような会社のことを考え、HACCP適合証明という制度を新しく作ってくれました。今後は定期的に取得を考えています。
HACCPはもちろん大事ですが、かまぼこは「人」が作っています。安全、安心でおいしいかまぼこを作るためにこれからはもっと「人」づくりに力を入れなければと思うばかりです。
長文失礼しました。
 

カネ上株式会社
〒526-0033
滋賀県長浜市平方町720-15
TEL.0749-62-0908
FAX.0749-63-8231

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